6月27日(月)9:30~12:00、東京都障害福祉会館(港区田町)で分科会(平成29年度東京都予算に対する対話集会)が次の3つの分科会に分かれて開催されました。3つのうち、田無手をつなぐ親の会からは●印の2つに参加しました。
各分科会に関わる都の関係部署は次の通りです。
●第1分科会 福祉保健局・都市整備局・病院経営本部・選挙管理委員会・交通局他
○第2分科会 教育庁
●第3分科会 産業労働局・総務局
それぞれの分科会は、昨年度、東京都手をつなぐ親の会から知的障害者の一層の福祉向上のために、都に対して要望・陳情した施策内容、具体的には、そのための予算化実現の要望に対する回答が行われる場です。都側からは30人近い担当職員の方々がこの集会のために田町の福祉会館へお出で頂きました。
第1分科会では知的障害者の居住の問題、グループホームや、地域生活支援拠点、権利擁護、家族の高齢化に伴う支援などなどについて、第2分科会では、就学支援、特別支援学校の教育内容、医療や医療費助成など、そして、第3分科会では就業支援、定着支援などです。
各分科会は、障害者の親たちが実際に経験した来たことを踏まえて、さらに行政の支援が必要な事柄を整理して要望しています。都側も親の会の要望を汲んで障害者福祉の向上に務めて頂いていることが説明を聞いてよく判ります。要望が全部実現するには日時が必要ですが、しかし、親の会からの要望が適切であればこそ、その要望が行政の理解を深めることに役立ちます。
この大会に参加して、都から予算化措置が講じられることを確認できることはうれしいことです。同時に、それは地道な親の会の運動によってもたらされるということを実感させられる瞬間でもあります。黙っていては行政は動きません。障害者問題については東京都手をつなぐ親の会、東京都知的障害者育成会が課題解決に向かって行政に働きかける全国的リーダー存在です。都に対しては、時には、国に働きかけてほしいと要望もします。 運動が必要です。運動は各地の手をつなぐ親の会の会員の皆さんの意識と熱意と行動の盛り上がりです。
コメントをお書きください