7月7日(木)、10:00~12:00まで、H28年度 東京都知的障害者育成会大会が新宿文化センターで開催され、田無親の会から14人が参加しました。小矢野会長は東京都育成会の理事ですから、田無親の会からの参加と言わない方が正しいかも知れません。
下の写真に見る通り、ひな壇右側に大勢、50人くらい、東京都議会、東京都庁、東京都市長会関係、各区市関係として西東京市からも健康福祉部障害福祉課長 青柳元久様、西東京市社会福祉協議会常務理事・事務局長 池田正幸様、同じく福祉活動推進課長 小平勝一様、団体関係として東京都社会福祉協議会、東京都特別支援学校知的障害教育校長会、全国手をつなぐ育成会連合会等々から来賓が列席されて祝辞を、また、東京都の障害施策に関わる説明を頂きました。
大きな会場は1000人近い来場で満席状態、壇上の来賓のみなさんは、親の会の地道な活動に敬意を払いつつ、障害者の自立と社会参加を目指し、教育文化の面でも一層充実した豊かな人生が送れるように、さらに、就労支援についても頑張るとお話があり、その都度、会場から大きな拍手が起きました。
午後は、15時まで研修があり、「スウェーデンの福祉」について講演を聴きました。講師はスウェーデンに住むエライン・ヨハンソンさん。
ヨハンソンさんには、レット症候群(主に女児に起こる進行性の神経疾患で、知能や言語・運動能力が低下する病気)という重度の機能低下を持った1970年生まれの娘・ピアさんがいます。スウェーデンでは「障害」とは言わず、「機能低下」と言うそうです。
スウェーデンの福祉制度について説明がありましたが、その中で、例えば、ピアさんは25歳の時、親元を離れてグループホームに移ったそうですが、そこではピアさんのために5人のパーソナル・アシスタントがついているそうです。そのようなことが可能な福祉・介護資源の豊富さにうらやましさを感じます。
さらに、エラインさんは、ピアさんが親元を離れることで、「ピアが自由になった、私と夫が自由になった、弟のぺーターが自由になった」と話しました。これがスウェーデンの行きついた福祉制度でしょう。親の会が目指す福祉のシステムについて考えさせられます。
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