9月20日(金)、西東京市障害者総合福祉センター「フレンドリ-」2階BC会議室で、田無手をつなぐ親の会が主催して勉強会「就労支援の立場から学齢期に身につけてほしいこと」を開催しました。
会場には、田無親の会会員11名の他に、市内幼稚園年少から高等部までの障害児を持たれた保護者の方14名、こどもの発達相談センターひいらぎ職員1名、放課後デイサービスさざんか職員5名、計31名のご参加をいただきました。
会の初めは、田無特別支援学校の主幹教諭・進路指導主任の高城大樹先生より、田無特別支援学校での取り組み、学校独自の就労準備チェック表・田無版CSC(企業、福祉版)の紹介、アセスメントの目的やその必要性、活用方法についての説明がありました。
続いて就労支援センター「一歩」の吉村類所長、平田佳和氏から、「一歩」の行っている具体的な支援について、実際の事例を紹介しながら説明がありました。企業就労に向けての準備性のポイントは、①指示通り正確な作業ができる②安定出勤③仕事上必要なコミュニケーションスキルがある、の3つとのこと。家庭、学校、支援機関の連携が大切であるということを切に感じました。
・親は、子どもの特性をよく理解することが大事です。
・子ども本人が楽しく、安心して暮らせる環境をつくる。(趣味)
・学齢期のうちに公共交通機関を使って移動できる練習をする。
・たくさんの体験と失敗をさせましょう。
・明るく挨拶ができて人から可愛がられる子どもに育てていく。
学齢期のかたがたに向けて大事にしてもらいたいことを述べていただきました。
家庭での子供さんの情報を学校にも流していただくことにより、
さらに実のあるアセスメントができるとのこと。
就労した後、周りの方々への接し方のヒントになります。
そのためにも親は、子供と向き合うことが大事だということです。
今回の勉強会は、教育部門と就労後の支援センターの両面からのお話が聞ける場でした。
放課後等デイサービスができましたが、卒後は、放課後等デイサービスは
使えませんし、そのようなものはありません。
このことを学齢の時期から自覚し、家庭での取り組みを考えていただく
いいきっかけになったのではないのでしょうか。
会終了後はA会議室に場所を移して、もぐもぐの森からの出前ランチを取り、自己紹介をしながらの親睦会を行いました。
(参加者:親の会会員8名、会員外9名、計17名)
参加者より提出いただいた勉強会アンケート結果については後日幹事会報告でお伝えいたします。