10月3日、代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで、東京都育成会大研修会が開催された。 テーマは「『安心して暮らしたい』その思いを実現させるためのネットワーク構築を考える」。
第1部では、(社福)ゆうかりの理事長・水流(つる)源彦さんが鹿児島から講演のためにかけつけ、地域支援の輪つくりについて説明が行われました。鹿児島市の事例として、鹿児島市障害者基幹相談支援センターが身体障害者・知的障害者・精神障害者・発達障害者それぞれのために、関係機関がネットワーク化され、ワンストップ窓口で対応できるようにしていること。そのための機能、役割、運営方法について説明でした。
水流さんの目指すこと ----- それは障害者の4つの願いを叶えることだ、と。
・働きたい
・無用な存在でなく、有用であると思われたい
・みんなと一緒に暮らしたい
・楽しく働きたい
午後は、地域生活支援拠点の展望と題するシンポジウムで、水流さんの
進行で、新宿区福祉課課長、練馬区障碍者施策推進課係長、そして障害者生活医支援センターサポート南多摩所長がそれぞれの取組と課題を述べました。
新宿区福祉課長からのお話を記録しておきます。今後の向かう先が見えます。
◆地域生活支援拠点のイメージ
・身体・知的・精神の専門性を持つ地域生活支援拠点施設と基幹相談支援センターの併用整備。
・相談支援専門員の増配備、土日相談を実施。
・研修コーディネータの配置により、宮内事業所全体の専門性向上。
◆課題として挙げられたこと
・障害児の計画相談支援の推進
・グループホームの整備
・困難事例への対応
大研修会の内容を全て紹介することはできません。大勢のみなさんの参加によって、現状を知り、課題を考えることが大事です。 (Y. A)
写真最初は 佐々木桃子 都育成会理事長、写真最後は 永田直子 副理事長