【新型コロナウイルスの特性】
新型コロナウイルス感染症については、厚生労働省資料などにより、次のような特性を有しているものと考えられます。
・ すべての人が抗体を得ておらず、ウイルスが体内に入ると確実に感染する
・ 現時点でワクチンがなく、基本的には全員が感染しないと免疫を獲得できない
・ 感染ピークが複数回もたらされるか、断続的に感染流行する可能性が高い
・ 無症状者からも感染リスクがある
・ 高齢者や基礎疾患のある者(障害者を含む)に重症化リスクがある
・ いわゆる「3密」状態における感染可能性が高い
こうした特性を総合すると、育成会の会員(保護者、本人)は重症化の可能性があり、各種の大会やセミナー等は、準備段階の打合せも含めて「3密」状態を引き起こす可能性が高いことを踏まえた検討が必要となります。
また、仮に比較的早い段階で(たとえば8月くらいまでに)小康状態となった場合でも、再度の感染ピークが訪れるか、小規模ながら感染流行が起きる可能性が高い点にも留意する必要があります。
加えて、政府の緊急事態宣言においては、対応が長期化することや、対人接触をできるだけ減らす必要性などが示されています。
【全育連の具体的な対応 ― 年内の主要な行事は中止】
(1)全育連の会員総会、全国大会や各委員会のセミナー等については、少なくとも年内の開催を中止。
(2)これにより、全育連の会員総会(6月)、全国大会愛媛大会(10月)、権利擁護セミナー・啓発キャラバン隊セミナー(11月)については、中止となる。
(3)各ブロック大会、正会員総会等については、主催が各ブロック(正会員)となるため最終的には主催者判断とするが、全育連としては中止または年明け以降への延期を推奨する。
(4)各正会員の研修会等についても、原則として上記(3)のとおり推奨する。ただし、参加人数の小規模化、十分な着席間隔と換気の確保(※)、参加者のマスク着用と手指消毒といった感染拡大防止措置を講じることが可能な場合には「3密」状態に当たらないため、必要に応じて開催可能。
※ 目安として、外気循環で換気可能な部屋であり、3人掛けの机に1名の着席とした場合に入場可能な人数を参加上限とすること。